基地の歯医者に行く・その１

　今日は２ヶ月ぶりぐらいの歯医者予約日。
　歯医者に行くときはアコに仕事を抜けてきてもらい
　愛ちゃんを見ててもらうんだけどここ２ヶ月
　アコの仕事が忙しくて愛ちゃんを見てくれる人がいなくて
　歯医者に行けなかった。
　
　私が始めて基地の歯医者に行ったのは２月ごろ。
　まずはどれだけ虫歯があるのか歯のチェックをした。
　虫歯が大量だった。親知らずも抜かなくてはならないといわれた。
　アメリカに行くと歯医者は高いので今根気よく通って
　渡米する前に虫歯を全部直したほうがいいと言われた。
　だけど歯医者さんはいつも混んでてなかなか予約が取れない。
　２週間に１回のペースで通っている。

　今日久しぶりに言ったら突然『歯を抜きましょう』と言われた。
　歯を抜くなんて突然のことで心の準備が･･･と思って一気に緊張した。
　どうしよう・・・と迷ってしまって。
　だけど抜きたくない～ってのが本音だった。
　『でもこの歯は感染してて今抜かないといつ腫れたり
　痛くなったりしてもおかしくない状態よ。
　この歯から菌が隣の歯に感染する可能性もあるし
　早く抜いた方が良いわ。ついでに親知らずも
　抜いてしまいましょう。』と先生に言われ、あれ？と思った。
　よく聞いてみたら菌がなんとかっていう歯は奥から二番目の
　歯の事だったらしい。
　この歯は虫歯の状態がひどくてずっと前に日本の歯医者で
　神経を抜いてしまっていたのだ。
　神経を抜いた歯はそのうちダメになるらしくいつかは
　抜かないといけないらしい。
　それでもこの歳で普通の歯をもう抜くの？と思うと
　ちょっとショックだった。
　ちょっと悩んでたけどこの優柔不断な態度ってアメリカ人は
　嫌いだろうなと思うとだんだん焦ってきた。
　先生が気を利かして日本人の助手を呼んで来てくれた。
　日本人と日本語で話すと抜く決心がついた。
　なんだか不思議だけどやっぱり日本語で話をすると
　安心するよね。

　まずは親知らずを抜く。３分ぐらいで抜けた。
　早かった。次に奥から２番目の歯･･･
　この歯は根元が感染しているから途中で歯が
　折れることもあるけど折れないようにがんばってみるって。
　折れたらちょっと時間がかかるけどと先生に言われて
　ちょっと緊張した。

　私の友達が基地の歯医者に行ったとき虫歯じゃない歯を
　折られたことがあるという話を思い出した。
　その子はかなりアンラッキーだったと思うけどそんな事
　あるえるの？と
　話を聞いたときはびっくりした。
　その子は基地の病院は信用できないからもう行かないと
　言ってた。
　私も歯を抜いてる時誤って器具が口を貫通とかありうるのか？と
　かなり緊張した。

　そんな事もなく歯は無事とれた。
　あ～、良かった。
　痛み止めと万が一歯が痛くて寝れないときの為に
　眠り促進薬？みたいなのをだしてくれた。